よく目にするイルカのヒレのようなスタイルのアンテナ。その名は「ドルフィンアンテナ」。でもなぜあのスタイルなの? と思う人にドルフィンアンテナのメリットとデメリットを解説いたします。
ドルフィンアンテナとは?
AM・FMの電波を受信するアンテナのこと
最近、スタンダードになってきたドルフィンアンテナ。ドルフィンアンテナとはAMやFMを受信するアンテナのこと。以前はロッドタイプのアンテナが主流でしたが近年ではドルフィンアンテナを採用するメーカーが増えています。また地デジ用やナビゲーション用のアンテナなども発売され後付けをすることも可能。
「ドルフィンアンテナ」とネーミングしているメーカーもあれば、同形状のアンテナを「シャークアンテナ」と呼ぶメーカーもあり、どちらも目的は同じものになります。

ドルフィンアンテナのメリットとデメリット
メリット
ドルフィンアンテナは一般的なロッドアンテナに比べ扱いやすいというところがメリット。立体駐車場などでロッドアンテナのように高さを意識する必要がありません。また、ロッドアンテナに比べて空気抵抗が少ないデザインになっているのもドルフィンアンテナの魅力ポイント。
デメリット
ロッドアンテナに比べて価格が高いのが一番のデメリットでしょう。最近は普及したこともありリーズナブルになってきましたが、それでもまだロッドアンテナに比べれば高価といえますね。
取り付け簡単でスタイリッシュにイメージチェンジ
でも感度が悪くなることも……
ドルフィンアンテナは後付けも可能。いくつものメーカーからドルフィンアンテナが発売されているのでチェックしてみてください。簡単なものは、いま付いているアンテナベースに被せるだけ。但し、相性により受信感度が悪くなることも考えられます。アンテナは環境や形状により非常にシビアなものということを覚えておきましょう。
理にかなった形状のアンテナはある意味「美」なのかも

ドルフィンアンテナの形状には賛否あるようですが、ロッドアンテナに比べていろいろな面で理にかなっていますね。それこそが「機能美」なのかも。でもドルフィンアンテナが増えるほどに、ルーフから天に向けそびえ立つ長めのロッドアンテナがカッコよく見えてくるのが不思議です。