定期的にやってくる愛車のオイル交換。そんなオイル交換の多くはディーラーやカーショップに頼んでいるはず。でもクルマ好きなら自分でDIYを経験しておくべきかも。そんなとき役に立つのがオイルチェンジャーというキット。そこでおすすめのオイルチェンジャーや廃油処理パックなど簡単に紹介いたします。
オイル交換サイクルはメーカー基準とコンディション
クルマの環境を意識してサイクルを考える
最近ではベールオイルの品質もよくなり年々メーカー推奨交換距離が伸びているように思います。 以前では3,000kmから5,000km程度で交換といわれていましたが、最近では15,000km程度の基準も少なくありません。外車においては2,5000km無交換なんてところまで。
どのタイミングが正しいかはクルマに乗る環境やコンディションによって随分変わってくるので一概にいえませんが、少なくてもメーカー指定のオイル以上のもので基準通りの交換サイクルは守りたいものですね。
オイル交換DIYで必要になる道具とアイテム
エンジンオイル(OIL)
オイルにはいくつものグレードに別れており、各メーカーにおいていろいろな添加剤を配合させオリジナリティを持たせています。クルマ好きならこだわりのブランドがあるかもしれませんが、たまに変えてみるのも楽しいですね。
オイルフィルター
必要に応じてオイルフィルターを交換しましょう。オイルフィルターを交換するには専用のフィルター交換レンチが必要になってきます。フィルター径を確認し適合したレンチを準備しましょう。
廃油処理パック
DIYでオイル交換を行うにはこれがもっとも重要。廃油処理パックとは使用済みオイル、いわゆる廃油を処理するための箱のこと。抜いたオイルを吸収材入りの廃油パックに入れ処理するという流れ。専用の廃油処理箱を利用するとDIYでのオイル交換がとてもスムースになりますね。
オイルチェンジャー
オイル交換がとても簡単にできるツールがオイルチェンジャー。これが普及したお蔭でよりオイル交換が楽にできるようになりましたね。ある意味DIYでのキーアイテムといえるでしょう。この先何度も使うものだけに少しこだわってもいいのかもしれません。
そもそもオイルチェンジャーってなに?
オイルを吸い上げるだけのシンプル構造
オイルチェンジャーとはクルマのエンジンオイルを抜き取る装置のこと。オイルチェンジャーのホースからオイルを吸い上げる仕組みになります。動力は手動のものから電気やエアーを使ったものまで種類もさまざま。趣味のDIYという意味では手動タイプがおすすめです。
オイルチェンジャーを利用しない場合は、下抜きといわれオイルパンのドレンボルトから抜く必要があります。この場合一度ジャッキでクルマを持ち上げ、ボルトから流れ出るオイルを受け止めなければならないため慣れが必要。
ボルトのパッキンも同時に新しいものへ交換する必要がありオイルチェンジャーに比べて手間がかかります。手軽にDIYでオイル交換をしたいならオイルチェンジャーを利用しましょう。
いろいろあるオイルチェンジャーの種類
手動ポンプタイプ
もっともシンプルなオイルチェンジャ―といえば手動ポンプタイプ。自転車の空気入れのようにポンピングしてオイルを吸い上げるタイプ。構造がシンプルなので価格も安く壊れにくいのもこのタイプのメリット。DIYでのオイル交換初心者ならばこちらをおすすめします。

電動ポンプタイプ
電動式はバッテリーやシガーソケットを利用するのが一般的。そこから電源を供給しポンプを動かす仕組みになります。難点はバッテリー駆動というところ。エンジンを回しながらのオイル交換はできませんので、バッテリーが弱っている場合は注意が必要です。
エアーポンプタイプ
仕組みはほかと同じですが動力がエアーになります。エアーコンプレッサーを利用して動かすためDIYを考えると少し本格的すぎ。毎日使うものではないのでこだわりがないかぎり手動をおすすめします。
オイルチェンジャーの使いかた
手動であっても電気であっても仕組みは基本どれも同じです。本体から出ている太いストローのようなノズルを、クルマのオイルゲージから挿し込みオイルを抜き出すだけ。そのときオイルが抜きやすいようにオイルキャップを緩めておくとやりやすくなりますよ。
オイルゲージの穴径によりノズルが入らない場合もありますのでオイルゲージサイズにあったものをチョイスしましょう。
おすすめのオイルチェンジャー
1. 手動式オイルチェンジャー 容量6L N-015
・20年間も生産されるベストセラー
・シンプルな構造が◎
2. パルスター オイルチェンジャー 5.5L
・ポンピングでポンプ内を真空状態に
・吸い上げオイル上限で自動停止
3. メルテック オイルチェンジャー DC12V Meltec OC-100
・DC12Vのバッテリー駆動
・吸入と排出のホース付き
手軽に使える廃油処理パックは欠かせない
1. エーモン ポイパック 4.5L
・エーモンのAmazon限定廃油パック
・廃油吸収材がしっかりキャッチ
・容量ラインナップもとても豊富
2. AZ(エーゼット) オイルパック 4.5L
・エーゼットの使用済みオイル処理箱
・簡単安全に廃油処理!
3. スミコー 廃油処理 オイルパック 5L用
・幅広い容量をカバーできる5L
・手順イラストがわかりやすい
何度も使えて費用対効果抜群のオイルチェンジャー

大好きな愛車だけに自分でなんてもやりたいと思う人にはDIYオイル交換はおすすめです。一度購入してしまえば何度でも利用できるオイルチェンジャー。エンジンオイルと廃油処理パックを購入するだけでOK。オイル交換直後のあのよろこびを気兼ねなく味わえるオイルチェンジャーで、ぜひDIYでチェレンジしてみてください。