公開日 2019年9月1日 最終更新日 2019年11月18日
クルマの消耗品の中で重要なパーツとなるタイヤ。定期的に交換するものですが、全てカーショップにお任せという人も多いのでは。でもクルマ好きならタイヤサイズくらいは自分で理解したいですね。そこでタイヤの見方をサラッとマスターしてみませんか。
タイヤサイズはタイヤウォールをチェックする
タイヤウォールにタイヤ情報の記載あり
タイヤサイズの情報は、タイヤウォールに表記されています。タイヤウォールとはタイヤの横の部分のこと。メーカー名などいろいろな情報が記載されており、その中の「205/50R-17 95W」がタイヤサイズになります。
205/50R-17 95W
【表記】数値のそれぞれの読み方がコレ
タイヤウォールに表記されている 「205/50R-17 95W」を参考に見ていきましょう。
「205」が意味するものは「幅」
「205」の表記はタイヤの幅を意味します。205mm(20.5cm)のタイヤ幅ということです。軽自動車の場合は「145」など非常に細いタイヤとなり、高い走行性能を求めるスポーツタイプの場合は、「225」など太いタイヤがチョイスされていますね。
「50」が意味するものは「偏平率」
「50」にあたる表記はタイヤの偏平率のこと。偏平率とはタイヤ幅に対する高さの比率。サイドウォールが低くなるほどこの数値が小さくなります。偏平率は乗り心地に大きく影響する部分ですが、走行シーンやデザイン面から偏平率の低いタイヤをチョイスする人も多いですね。
乗り心地を左右する偏平率、ビジュアルを優先しすぎずドライブフィールを意識しましょう。

「R」が意味するものは「ラジアル」
ラジアルタイヤの場合に「R」がつきます。ラジアルとは、タイヤ内部のカーカスが放射状に配置されているタイヤのこと。ラジアルタイヤ以外にバイアスタイヤがありますが、最近ではコスト面や性能面よりほとんどのクルマがラジアルになっています。
因みにバイアスとは、カーカスが斜めに配置されている構造のタイヤのこと。あまり意識するポイントではありませんね。
「17」が意味するものは「リム系」
この数字はリム系を表しています。表示はインチとなり17インチのリム系ということです。17インチの場合は43cmとなり、ホイールが決まっていればそのサイズに合わせる必要があるということ。
ホイールに合ったタイヤを選ぶか、ホイール毎交換するかが悩みどころ
「95W」が意味するものは「ロードインデックス」
一般的にはここはあまり意識する必要ないかもしれません。「95」はLIといわれるロードインデックスの表記。ロードインデックスとはタイヤにかかる負荷の最大数値のこと。
「W」は速度表記といわれ、タイヤの速度負荷になるのです。通常走行ではこれら最大負荷がかかることはないと思いますが、それぞれはタイヤの限界値の数値。尚、「W」の場合は最高「270km/h」が限界となるそうです。
ドレスアップにも◎|ドライブフィールも意識する

タイヤを交換するなら、タイヤサイズの見方や読み方を知っているとより楽しめますね。タイヤメーカーによってはラインナップに無いサイズもありますが、それもまた楽しいところ。タイヤ交換で自分なりの1本を見つけてみてはいかがでしょうか。知っておくと少し役立つ情報として覚えておいてくださいね。