ウォッシャー液がなくなったからと水道水だけを補充していませんか? でもそれ、もしかしたら目詰まりの原因になっているかも……。そこで水道水がNGな理由をかんたんに解説いたします。
そもそもウォッシャー液の成分って……
汚れを落とす成分は主にエタノールと界面活性剤!!
そもそもウォッシャー液とは、フロントガラスに付着した汚れを落とす洗浄剤のこと。そのためウインドウォッシャー液にはエタノールと界面活性剤が含まれているのが一般的。それを元に各メーカーがクリーナーや撥水剤などの添加剤を加え用途に向けラインナップしているのです。
またウォッシャー液には、ガラスとの摩擦を抑える役目も果たしており、ワイパーでガラスが傷つかないなど重要な目的も持っています。
ウォッシャー液の代わりに水道水を入れたい!
カビやカルシウムなどが原因でパイプ詰まりに
ウォッシャー液の代用として水道水だけを入れることは基本的にNGと考えるべき。水道水の中には塩素が含まれておりその塩素が腐敗しタンクがカビてしまうことも考えられます。最悪そのカビが原因でパイプ詰まりをおこすことも……。
また、ミネラルウォーターを入れることも同様。ミネラルウォーターに含まれるカルシウムやマグネシウムによりパイプ詰まりの原因も考えられます。その場しのぎ的な使いかたならまだしも日頃から水だけを入れるというのは避けるべきですね。ウォッシャー液原液の希釈は水道水でOKですよ。
パイプ詰まりを起こさないよう専用液を利用する
ウインドウォッシャー液の種類がコレ
洗浄目的のウォッシャー液
最も一般的なウォッシャー液。洗浄成分のみ含まれており価格的にもリーズナブル。水を入れるくらいなら200円程度から購入できるのでこちらをチョイスしてくださいね。
撥水目的のウォッシャー液
人気の撥水成分を含んだウォッシャー液。ガラスに撥水コーティングを行っているならこれも選択肢のひとつ。ただし本来ワイパーゴムとの相性はよいものではありませんのでビビりの原因にも……。撥水対応ワイパーとセットで交換するほうが幸せかも。
凍結防止目的のウォッシャー液
凍結防止剤目的の寒冷地仕様のウォッシャー液も重要なポイント。通常の洗浄成分に加え「エチレングリコール」など凍結防止剤を含んだもの。寒冷地ではあたり前のことですが、それ以外の地域でも真冬の積雪などで凍結することも少なくありません。積雪の多い地域であればやはりここは外せませんね。
ウォッシャー液補充で注意べきポイント
違う成分のウォッシャー液は混ぜてはダメ!!
ウォッシャー液をマメに補充することはよいことですが注意するべきポイントがあります。同じウォッシャー液を補充するなら問題ありませんが、違う成分の違うものを混ぜるのはよくありません。
特に撥水タイプを使っている場合は注意してくださいね。ガソリンスタンドなどで無料だからと通常のウォッシャー液と混ぜると本来の効果がでない場合も十分考えられます。
違う成分のウォッシャー液は混ぜないこと!
おすすめウインドウォッシャー液
1. プロスタッフ ブルビンウォッシャースーパー 2.5L
2. ソフト99 ガラコウォッシャー パウチパック2L
3. シュアラスター S-103 ゼロウォッシャー
4. スーパーレインX ウォッシャー2000
5. クリンビュー ガラスコート撥水ウォッシャー 2500ml
6. プロスタッフ キイロビン 撥水ウォッシャー2.5L
ウインドウォッシャーに水道水だけはやめるべき!
やはりウインドウォッシャーとして水道水だけを入れるのはやめたほうが賢明ですね。付け足しばかりしていると希釈具合がわからなくなるので、なるべく使い切り規定希釈のウォッシャー液補充がベター。リーズナブルに購入できるので、ぜひチェックしてみてください。定期的なチェックを忘れずに!